MESSAGEメッセージ

商売の礎

弊社は自動車産業に特化した金型の設計、製造からはじまりました。創業当時は1階が工場、2階が自宅だったので、小さい頃から会社は生活の一部であり身近に感じる景色でした。

その景色に飛び込んだのは21歳の時です。金型の設計・製造に関するいろは・原理原則・卓越した技術・心構えは祖父や父親、先輩より現場で教えていただきました。また、母親は小売業を営んでおりました。時間を見つけては商品の輸入業務をサポートし、貿易業務も学びました。

20代で積み上げた「ものづくり」と「貿易」の経験は商売人としての礎となり何ものにも代え難い財産となっております。

 

お客様のニーズにお応えするために

こうした経験を経て、29歳で代表取締役社長に就任。翌年(2003年)工場を現在の神奈川県平塚市東豊田に移転しました。 自動車産業の急速な発展を背景としたお客様が求める製品の品質・生産能力・スピードにお応えする為、まずはハード面である工場の規模・設備の拡充を図り、製品精度の向上と生産能力の拡充、一貫体制によるスピード強化を実現しました。

並行してソフト面の強化も推進して参りました。弊社で大切にしている三つのチカラをご紹介します。

1.提案力

お客様の悩み、課題を広い視野で捉えて推測することで、当事者では気付きにくいボトルネックの発見と改善策のご提案を得意としております。

2.洞察力

人の技術力に IT(シミュレーション手法)を掛け合わせ作業工程や曲げといった製品完成までの最適解を常日頃から追求しております。

3.改善力

いかに「無駄」をなくしながら品質を担保し生産効率を高めるか。当事者意識をもった歩留まりの改善提案も得意としております。

 

金型で培った技術力に三つのチカラを掛け合わせることでお客様のご要望(製品の品質・生産能力・スピード)やビジネスの呼吸にお応えできる会社です。

 

世界をみて学んだこと

これより先は少し未来のお話です。弊社はタイに自動車・二輪車に特化した金型設計・製造を行う会社(スリーピース)を設立しました。文化の違い、国民性、価値観、仕事の技術レベル、仕事に対する姿勢や熱意など様々な発見や気付き、学びがありました。

 

・日本のものづくりの価値を再認識

金型の設計・製造・検査・シミュレーション分析といった日本で当たり前とされる水準は、タイのような発展途上国では極めて価値の高い技術であると実感しました。

 

・仕事に向き合う姿勢や人間性の大切さ

タイの方々のバイタリティや人間性に触れて、スリーピースの従業員はもちろん実習生として日本にきてくれている社員も明るく元気で素直で勤勉。日本とは生活環境や生活水準が異なるため、彼ら彼女らの仕事や人生に向き合う姿勢、覚悟も異なります。私たち日本人も模範とする部分が沢山あると感じた次第です。

 

・経済活動、文化、人の交流で価値の交換をしたい

日本のものづくりを世界へ系譜したい。日本の「ものづくり」「製品やサービス」「文化」をまずはタイの皆様へ提供したい。そして世界中に日本の素晴らしさを知ってもらい好きになって欲しい。経済活動や文化、人の交流を通して価値の交換をしたい。私の心に芽吹いた想いとなります。

 

ものづくりで日本を元気に、世界も元気にしたい

ここ日本で磨き続けてきた技術と経験。それがお客様や社会のお役に立てること。日本のものづくりを世界へ…そんな夢のような想いを実現することにしました。日本を元気に、世界も元気にしたい。時間はかかるかもしれません。しかし、挑戦し続けることは、お客様、社員、地域の皆様への貢献につながると信じて止みません。

 

株式会社インフィグ 代表取締役社長 重田 昌康

TOP